3: 「審判員は自分自身」

 

数あるスポーツの中で、紳士のスポーツといわれている種目

にゴルフがあります。このゴルフというスポーツはすべて自分自身の判断

でスコアを申告する仕組みになっています。考えようによっては、

二打や三打をごまかす人がいて、それを指摘する審判員はいないのです

から、全面的にそのプレーヤーを信じて競技が成立するということになります。

この、二打、三打を少なく申告した事によって、優勝でもしようものなら

それは立派な横領になるのではないでしょうか。

皆さんもよく行くゴルフコンペの場合には、競技者の会費で運営されている訳

ですから、スコアをごまかして申告し、ましてや優勝しようものなら明らか

にその会費を泥棒していることになるのではないでしょうか。

仕事面で高い地位を築いている人が遊びのゴルフで信用を無くしている

ケースは、 沢山見受けられます。このようなことは、仕事に置き換えも

考えられることだと思います。たとえば私たちの商売である美容室を

はじめとする現金を扱う商売全てに言えることですがレジ係りの申告を信用

して売上げ計算している職業と類似している部分があり、現金を店員が

直接受け取るシステムの職業は、本人が審判員であるということを徹底

しなければいけないでしょう。一日僅かの不正でも、一ヶ月、一年と時間

が重なると、莫大な金額になってしまいます。お客様の「お釣りはいいわ。」

の一言でそのお釣りをうっかり(?)レジに打ち忘れてしまう。

そのような何でもないような行為から、大きな不正に発展してしまうといった

ケースがよくあるようです。もちろん、自分自身も含めてのことではあります

が、経営者は従業員に対して、技術的な指導はもちろんのこと、人間として

皆が善悪の判断を自分自身で正直に行う必要性を勇気を持って指導する

ことも大切なのではないでしょうか。信用して全てを任せることも大切ですが、

不正の原因を作らせない教育なりシステムを研究することは、

経営者として永遠のテーマのようなものでもあります。

 

 PAGE TOPへ
柴崎裕志 しばさきひろし
美容室アクト代表